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ホーリーは術後約1ケ月の闘病ののち、4月28日午前7時52分、自宅のリビングで
息を引き取りました。前夜からすでに肩で呼吸をしていましたから、最後が近いという
予感はありましたが、なるべく苦しまないようにと祈っておりました。最後の30分ほどは
生きようともがく姿に自分の人生を重ね合わせてグッと胸に来るものがありました。
犬といえども最後の荘厳な死は、人の死をも上回る強烈なインパクトを与え、
静かに現世から去っていきました。
すぐ病院に連絡すると、検死をしますので連れて来てくださいとの事で、まだ暖かいうちに
早速連れていきますと、ドクターが検死をしてくれて、最後の死に化粧というのでしょうか
体をきれいに整えて棺に入れてくれました。
4月といえども、すでにかなり暑くなっていましたので、翌日火葬に付すまでの間、氷を
かかさずに補給して、室内もクーラーをかけ続けていました。火葬は体が小さいせいか
30分ほどで完了しました。一時的に白い煙が上がって、粉塵がまわりに飛ぶぐらいで
意外とあっけないものでしたが、風が少しあったにも関わらず、その粉塵が私が立っていた
場所に重点的に降り注いだのには「まだ生きているな」と感じ取ったものです。
通常はお骨を一旦家に持ち帰り、49日以内に納骨するのが通例ですが、気が動転していた事と納骨堂で華やかに供養をされている多くの犬たちをみて、ここの方が寂しくなくて
いいだろという事で、その日のうちに、納骨堂に遺骨を安置しました。
そして49日までは毎日欠かさずお参りに来ることをホーリーに誓って、無事49日を迎える
ことができました。毎日家の仏壇と納骨堂で手をあわせるときに、南無阿弥陀仏を唱えて
ホーリーが無事に次へ進めるように祈っていましたが、49日の前の夜、夢の中に
初めてホーリーが現れました。14年近く一緒に暮らしていましたが、恐らく夢の中に
現れたのは初めての事だと思います。
その夢の中で、廊下中にひびく大きな声で「ワンワンワン」を甲高く啼いていた声が
今でも耳の中に焼きついて離れません。多分、49日の新たな旅立ちをまえに、最後の
挨拶に来たのではないかと思っています。
すべての生命は形を変えて流転を繰り返し、未来永劫の永い旅を続けているといわれます。
いつの日か、現世でか来世でかわかりませんが、ホーリーの魂と再会できるように
手を合わせて毎日お願いしています。
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